各国を代表する世界のランドマーク集 17

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各国を代表する世界のランドマーク集 17

Published on 10月 22, 2023 | ✈️ Travel
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ランドマークとは、本来探検家や旅行者が特定の場所に戻れるように目印として置くものを指す言葉でした。しかし今ではその意味が広がり、地域を代表する建物やタワー、文化財、彫刻物などをランドマークと呼んでいます。例えば日本には富士山があり、中国には万里の長城、韓国には崇礼門があります。これらはすべて特定の国を思い浮かべるとイメージされる象徴物という共通の特徴があるのです。このようなランドマークは各国を代表するだけでなく、多くの観光客を呼び込むことで莫大な収入を生むため、ある意味必須の要素と言えるでしょう。

それでは世界各地にはどんなランドマークが存在しているのでしょうか?フランス・パリのエッフェル塔からエジプトのピラミッドまで17の世界ランドマークを知ってみましょう。面白さと情報性のコンテンツのため、一国につき一つのランドマークのみ紹介します。(ex.イタリアのコロッセオとピサの斜塔のうちピサの斜塔のみ紹介)

1. ギリシャ・アテネ/アクロポリス

最初に紹介する世界ランドマークの一つはギリシャ・アテネのアクロポリスです。正確な名前は知らなくても構造物は知っている場合がほとんどでしょう。紀元前4千年前に建築されたとされるアクロポリスは何年もかけて破壊され再建されながら今の姿になりました。巨大な構造物で地盤が高い場所に位置しており、アテネが一望できるそうです。アクロポリスを訪問するチケットは大きく二つに分かれています。一つはアクロポリスのみ訪問するもので、もう一つはアクロポリスを含む6区域の考古学遺跡を一緒に回るものです。どちらにしても事前に予約をしなければ訪問できない点にご注意ください。

2. ドイツ/ノイシュヴァンシュタイン城

ドイツのノイシュヴァンシュタイン城はディズニー映画を楽しんだことがあるなら一度は間接的に接したことがあるでしょう。美しく華麗で精巧なことで有名なこの城は実際ディズニーワールドの城建設にインスピレーションを与えたからです。ノイシュヴァンシュタインは19世紀当時ルートヴィヒ2世がドイツ作曲家リヒャルト・ワーグナーに敬意を表すために依頼した宮殿だそうです。ただ思ったよりはるかに華麗で魅力的に完成したそうです。ドイツのランドマークをツアーする方法は多様ですが、その中でも歌手のホール(Hall of the Singers)と王座の部屋(Throne Room)は必ず含まれたパッケージを選択しなければならないそうです。

3. ロシア・モスクワ/クレムリン

ロシア・モスクワにあるクレムリンは、赤の広場にある大統領官邸と大聖堂、博物館などが一つの壁で囲まれた複合施設です。クレムリンはロシア語で「要塞」を意味し、15世紀にイタリアの建築家が建設しました。もともとは敵から守るための要塞でしたが、ソ連時代には政府の建物として使用され、現在はロシア連邦大統領官邸として使用されています。クレムリンの内部は5つの宮殿と4つの大聖堂で構成されており、すべてが赤レンガで囲まれています。内部の装飾は宝石や金などで華麗に飾られており、歴代ロシア皇帝の権威を象徴しています。

4. イギリス・ロンドン/ビッグベン

イギリス・ロンドンのビッグベンは世界で最も有名なランドマークの一つです。正式名称はエリザベスタワーですが、塔の中にある巨大な鐘の音が「ベン」という音がするのでビッグベンと呼ばれるようになりました。ビッグベンはウェストミンスター宮殿の北側に位置しており、高さは96mで、1859年に建設されました。ビッグベンはイギリスの象徴として、映画やドラマ、広告などで頻繁に登場します。ビッグベンを訪問する際は、ウェストミンスター宮殿のツアーと一緒に回るのがおすすめです。

5. イタリア・ピサ/ピサの斜塔

イタリア・ピサの斜塔は世界で最も有名なランドマークの一つで、ユネスコ世界遺産に登録されています。ピサの斜塔は高さ57mの鐘楼で、1173年に建設が開始されましたが、地盤沈下により傾き始め、完成までに199年かかりました。ピサの斜塔は傾いているため、観光客が写真を撮る際によく「塔を支えている」ようなポーズを取るのが定番です。ピサの斜塔を訪問する際は、事前に予約をしなければ登ることができません。塔の頂上からはピサ市街が一望できます。

6. フランス・パリ/エッフェル塔

フランス・パリのエッフェル塔は世界で最も有名なランドマークの一つで、毎年数百万人の観光客が訪れます。エッフェル塔は1889年のパリ万国博覧会のために建設され、高さ324mで、当時世界で最も高い建物でした。エッフェル塔は鉄で作られており、夜になるとライトアップされ、美しい夜景を演出します。エッフェル塔を訪問する際は、エレベーターで頂上まで登ることができ、パリ市街を一望できます。頂上にはレストランもあり、食事を楽しむこともできます。

7. アラブ・ドバイ/ブルジュ・ハリファ

アラブ首長国連邦・ドバイのブルジュ・ハリファは世界で最も高い建物で、高さ828m、163階建てです。ブルジュ・ハリファは2004年に建設が開始され、2010年に完成しました。ブルジュ・ハリファはホテル、オフィス、住宅、レストランなどが入っており、頂上からはドバイ市街とペルシャ湾を一望できます。ブルジュ・ハリファを訪問する際は、展望台のチケットを事前に予約するのがおすすめです。夜景が特に美しいそうです。

8. ヨルダン/ペトラ

ヨルダンのペトラは世界で最も有名なランドマークの一つで、ユネスコ世界遺産に登録されています。ペトラはナバテア王国が建設した都市で、岩を削って作られた建物が特徴です。ペトラの代表的な建物はアル・カズネで、映画「インディ・ジョーンズ」のロケ地としても有名です。ペトラを訪問する際は、シクと呼ばれる狭い峡谷を通って入場します。ペトラは広大なので、丸一日かけて回るのがおすすめです。

9. エジプト・ギザ/ピラミッド

エジプト・ギザのピラミッドは世界で最も有名なランドマークの一つで、ユネスコ世界遺産に登録されています。ギザのピラミッドはクフ王のピラミッド、カフラー王のピラミッド、メンカウラー王のピラミッドの3つで構成されており、クフ王のピラミッドが最も大きいです。ピラミッドは紀元前2500年頃に建設されたとされ、王の墓として使用されました。ピラミッドを訪問する際は、ラクダや馬車で回るツアーが人気です。スフィンクスも近くにあります。

10. アメリカ・ニューヨーク/自由の女神像

アメリカ・ニューヨークの自由の女神像は世界で最も有名なランドマークの一つで、ユネスコ世界遺産に登録されています。自由の女神像はフランスからアメリカに贈られたもので、高さ93mで、1886年に完成しました。自由の女神像は自由と民主主義の象徴として、移民の希望の灯台として知られています。自由の女神像を訪問する際は、フェリーでリバティ島まで行き、像の内部に入ることができます。頂上からはマンハッタンの景色が楽しめます。

11. ブラジル・リオデジャネイロ/キリスト像

ブラジル・リオデジャネイロのキリスト像は世界で最も有名なランドマークの一つで、ユネスコ世界遺産に登録されています。キリスト像は高さ38mで、1931年に完成しました。キリスト像はコルコバードの丘の上に位置しており、リオデジャネイロ市街を一望できます。キリスト像を訪問する際は、電車やバスで丘まで上がり、階段を登ります。頂上からはリオの美しい景色が楽しめます。

12. ペルー/マチュピチュ

ペルーのマチュピチュは世界で最も有名なランドマークの一つで、ユネスコ世界遺産に登録されています。マチュピチュはインカ帝国が建設した都市で、15世紀に築かれたとされます。マチュピチュは山の上に位置しており、テラス状の農地や神殿、水路などが残っています。マチュピチュを訪問する際は、クスコから電車でマチュピチュ村まで行き、バスで遺跡まで上がります。朝霧がかかった景色が特に美しいそうです。

13. オーストラリア・シドニー/オペラハウス

オーストラリア・シドニーのオペラハウスは世界で最も有名なランドマークの一つで、ユネスコ世界遺産に登録されています。オペラハウスはデンマークの建築家ヨーン・ウトゾンが設計し、1973年に完成しました。オペラハウスは帆のような屋根が特徴で、オペラ、バレエ、コンサートなどが開催されます。オペラハウスを訪問する際は、ツアーに参加して内部を見学するのがおすすめです。ハーバーブリッジと一緒に写真を撮るのも定番です。

14. 台湾/台北101

台湾の台北101は世界で最も高い建物のひとつで、高さ509m、101階建てです。台北101は2004年に完成し、当時世界一高い建物でした。台北101はオフィス、ショッピングモール、レストランなどが入っており、展望台からは台北市街を一望できます。台北101を訪問する際は、高速エレベーターで展望台まで上がり、景色を楽しめます。風が強い日は揺れを抑えるダンパーを見学できます。

15. インド・アグラ/タージマハル

インド・アグラのタージマハルは世界で最も有名なランドマークの一つで、ユネスコ世界遺産に登録されています。タージマハルはムガル帝国のシャー・ジャハーンが妻ムムターズ・マハルのために建設した墓で、1632年に着工し、1653年に完成しました。タージマハルは白大理石で作られており、対称的なデザインが特徴です。タージマハルを訪問する際は、朝霧がかかった時間帯がおすすめです。庭園も美しいです。

16. 日本/富士山

日本を代表するものは多いですが、その中でもランドマークと言えるのは富士山ではないでしょうか。3,700mを超える高さの富士山は本州島に位置しており、晴れた日には100km離れた東京からも見えるほどその姿が雄大です。高さと規模のため一年中5ヶ月は雪で覆われており、7月初めから9月中旬までは登山も可能です。

17. 中国/万里の長城

最後に紹介する世界ランドマークは中国の万里の長城です。およそ500年前に建設されたとされるこの巨大な城壁は、長さが万里になるということで付けられた名前です。ただ公式的な長さは1,500kmから15,000kmまで多様です。中間に切れる区間があり、この部分を含めるべきか否かで論争があるそうです。また写真で見るほど偉大ではないという評価も多いです。これは期間対比保存水準が優秀でないためだそうです。荒く危険な道は特に冬の観光客に危険だそうです。

個人的な欲のため世界ランドマークを17個も紹介することになりましたが、書いてみるとそれほど長くならない気がします。また世界不思議と重なるものが多く、以後コンテンツが少し心配になりましたが。とはいえ書いてみるとランドマークについて新しい事実を知ることができて楽しかったです。不思議と重なる建築物は後ほど別のコンテンツでより詳細に、面白く扱ってみます。

また好奇心で調べてみた‘海外サイトで紹介された日本のランドマーク’もありました。富士山と東京タワーそして京都の金閣寺などがありました。世界で最も高い建物の一つであるスカイツリーが当然あると思っていたのに、残念ながらなかったそうです。

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