スペイン・セビリア旅行でおすすめの観光地10選

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スペイン・セビリア旅行でおすすめの観光地10選

Published on 9月 18, 2023 | ✈️ Travel
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スペインが情熱的で活気あふれる国であることを知らない人はいないでしょう。スペインはヨーロッパの中でも領土面積が特に広い国ではありませんが、365日、祭りが絶えないおとぎ話のような国です。その中でも、セビリアはフラメンコのパフォーマンスや華やかな祭りで観光客を魅了する都市です。また、世界最大のゴシック様式の大聖堂を有し、中世都市の魅力的な姿を今も残しています。今日は、セビリアの魅力的な観光地を隅々までご紹介します。

1. レアル・アルカサル

最初にご紹介するセビリアのおすすめ観光地は、レアル・アルカサルです。10世紀にコルドバのカリフのために要塞として建てられたこの建築物は、現在ユネスコ世界文化遺産に登録されています。やや独特なムデハル様式(ゴシックとアラブが融合した様式)で改装されました。華やかな床、息をのむほど美しい模様の壁や天井が多くの観光客を迎え入れています。また、レアル・アルカサルには1369年から1379年にかけて造られた中庭があり、スペインの建築物でありながらイスラム建築の典型的な例とされています。建物内に多様な様式が存在するだけに、世界中の芸術家に多くのインスピレーションを与えることでしょう。

2. メトロポール・パラソル

散策とセビリアの街並みを同時に楽しめるメトロポール・パラソルもおすすめの観光地です。セビリアに位置していますが、ドイツ人建築家のユルゲン・マイヤーによって設計されました。独特な構造物が大きなキノコに似ていることから、「ラス・セタス(キノコ)」とも呼ばれています。メトロポール・パラソルは地上26メートルの高さにあり、地下にはローマ、西ゴート、ムーア時代の遺跡を見ることができる考古学遺跡もあります。

3. サンタ・クルス

セビリアで最も魅力的な場所の一つとして知られるサンタ・クルスもおすすめです。正式名称はバリオ・デ・サンタ・クルスで、ムーア人の支配下にあった中世時代のユダヤ人地区でした。そのため、数多くの教会やシナゴーグがあります。迷路のような路地には白塗りの家や石畳の散策路、屋外カフェが点在しています。また、サンタ・クルス地区内には注目すべき2つの博物館があります。中世からこの地域に住んでいたスペイン系ユダヤ人の歴史を学べる「セビリア・ユダヤ人歴史解説センター」と、引退した聖職者のための病院だった「ロス・ベネラブレス病院」です。

4. サルバドール教会

セビリアのランドマークの一つであるサルバドール教会は、バロック様式で建てられた建築物です。比較的遅い17世紀後半に建設が始まり、その後何度か増築されたそうです。ピンク色のレンガの華やかな外観と金色のアクセントの内装は、セビリアの豪華さを象徴しています。

5. セビリア王立闘牛場

正式名称はレアル・マエストランサ・デ・カバジェリア・デ・セビリアであるセビリア王立闘牛場もおすすめの観光地です。闘牛文化が非常に発達した国だけに、スペインには優れた闘牛場が多くありますが、その中でもセビリア王立闘牛場は国内で最も素晴らしいとされています。総勢12,500人の観客を収容できる巨大な闘牛場は、1761年にバロック様式で建てられました。

6. カサ・デ・ピラトス

かつて公爵や貴族の邸宅として使われたカサ・デ・ピラトスは、セビリア旅行でぜひ訪れたい場所です。この美しい宮殿はスペインの国定記念物に指定されており、エルサレムのピラトの家を模したものとされています。15世紀から16世紀にかけて建てられ、ルネサンス期のプラテレスコ様式とバロック様式が融合しています。セビリアの建築物はバロック様式の影響を強く受けているようですね。

7. セビリア大聖堂

世界最大のゴシック様式の大聖堂であるセビリア大聖堂は、セビリアを代表する観光名所として知られています。現在、ユネスコ世界文化遺産に登録されており、1402年から1506年にかけて建設されました。5つの通路を持つ大聖堂の内部は、長さ117メートル、幅76メートル、高さ40メートルという驚異的な規模を誇ります。あまりに広く見どころが多いため、ガイド付きツアーも用意されており、最短で実用的とされるコースは3時間だそうです。本当に壮大ですね!

8. マリア・ルイサ公園

最後にご紹介するセビリアのおすすめ観光地は、マリア・ルイサ公園です。8番目の紹介なのに「最後」とするのはなぜか? 以下で紹介する2つのスポットがこの公園内にあるからです。ともあれ、エスパーニャ広場の中心に位置するこの空間は、広大な緑地を有しています。約34万平方メートルの規模を誇り、ヤシの木やオレンジの木、ニレの木、地中海マツなどが川沿いに並んでいます。また、鮮やかな花壇、散策路、色とりどりのセラミックタイルの噴水や装飾用の水路もあります。野生の公園ではなく、造園家が管理する公園だけに、現代的で洗練された雰囲気があると思います。

9. セビリア考古学博物館

マリア・ルイサ公園内にあるセビリア考古学博物館は、実は展示物以上に外観の美しさからおすすめのスポットとして選びました。1929年のイベロアメリカ博覧会のために建てられたそうです。館内には、旧石器時代からフェニキア、ギリシャ、ローマ時代の遺物が展示されています。

10. エスパーニャ広場

5万平方メートルの規模を誇るこの広場は、非常にシンプルな名前を持っています。セビリアに位置していますが、まるでスペイン全体を代表するような雰囲気があります。この巨大な広場は、ネオ・ムーア様式の建物の欄干バルコニーに囲まれ、その流れが運河の形を思わせるとされています。また、エスパーニャ広場では野外コンサートやパフォーマンスが頻繁に開催されます。夜になると舞台の背後で照明が点灯し、非常に美しくおとぎ話のような雰囲気が漂います。

どのヨーロッパの旅行先もそうですが、スペインはヨーロッパと中東の建築が適切に融合している点で、特に訪れたいという思いが強いです。領土面積がそれほど大きくないにもかかわらず、これほど多くの観光地があるのは羨ましい限りです。いつか機会があれば、セビリアを訪れてこれらの観光地をすべて巡れるように旅行を計画したいと思います。

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